石見神楽(いわみかぐら)−島根県浜田市 石見之國伝統芸能−石見神楽公式サイト−

熊襲

能 舞

熊 襲 / 西大和(くまそ/にしやまと)

登場人物
日本童男(やまとおぐな/日本武尊)、熊襲梟帥(くまそたける)、長吉(ちょうきち)、おたあさん
神楽歌
ちちのみの父の御言をかしこみて 
遥けき国に出で立たすかも
あらすじ
日本童男が16歳のとき、父景行天皇は九州の熊襲を平定するように命じました。命は少女のように髪を結い、叔母の大和姫からもらった小袖を着て熊襲建(くまそたける)の祝いの宴に紛れ込み、酒を飲んでいる熊襲建に一気に斬りかかりました。熊襲は、自分の「建(たける)」の名をもらってほしいと願い、日本武尊(やまとたける)と称えることにすると言って息をひきとりました。
見どころ見どころ
熊襲の子分の長吉と、お酒を注ぐ、おたあさんとのやりとりが、とっても楽しいよ♪
親分をやられた長吉が武尊と終盤にシリアスな決戦に突入するのも必見!

口 上
日本武「自らは景行天皇第二の皇子日本童男の命なり。これより西に當り熊襲の国ありて、かの国に熊襲梟帥といふものあり。人を害い候故、この者どもを拂い平げよとの詔を受け、只今かの地に赴かばやと存じ候。」
熊襲「いかに長吉、今日は新宮祭りに候へば、御酒を澤山すすめばやと存じ候。」
長吉「畏まつて候。」
日本武「自らは景行天皇第二の皇子、日本童男の命なり。只今神の謀を以て御酒をめぐらしたり。汝ら二人、逃しはやらじ。いざ覚悟せよ。」
熊襲「神の謀とはつゆ知らず、この国に我に勝る者はあらじと思ひしに、大和の国にはかかる勇者もましますか。この上は我が名を一字かたどりて日本武の命と名のりたまへよ。」
日本武「いかにも汝の申す通り、只今よりは名を改めて、日本武と申すなり。」
日本武「長吉とても逃しはやらじ。いざ覚悟せよ。」
長吉「主の仇、逃しはやらじ。」







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