石見神楽(いわみかぐら)−島根県浜田市 石見之國伝統芸能−石見神楽公式サイト−

石見神楽 面

石見神楽 面

現在浜田市の舞台で使用される神楽面には、主にこの地に伝わる製法で漉かれた石州和紙が素材に使用 されています。 開発には地域的な素地があり、浜田市長浜地区に伝わる「長浜人形」の存在が大きかったと思われます。 型を用いて粘土を造形する工程にヒントを得て、脱活(だっかつ)と呼ばれる技法に活路を見出して和 紙面への昇華を見ました。
ここでは代表的な男性面「鐘馗」の製作工程をご紹介します。

①面の原型作り

上質の土で面を彫塑する。

②自然乾燥

③面張り

柿渋入リの糊で石州和紙を幾重にも貼り合わせる。

④原型はずし

粘土の原型を木槌で壊す。

⑤柿渋ぬり

面裏を整え柿渋を充分に塗り重ねる。

⑥穴あけ

面の目、鼻、毛穴等を火箸で開ける。

⑦胡粉(ごふん)かけ

胡粉塗り→磨きを繰り返し面の肌を作る。

⑧絵 付

面に彩色をほどこす。

⑨毛植え

人毛、馬毛、ヤク毛等を使用。

⑩完 成

神楽用・装飾用として需要。

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【取材協力】
柿田勝郎面工房
〒697-0062 島根県浜田市熱田町 636-60





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