帯 舞(おびまい)
二人の舞手が帯を持ち
「紫の雲の中より現れて 八つ幡雄々しあれをこそ見よ」
「筑紫より帯を便りに貰いたる 尺にも足らで結ばれもせず」
「思い出に鳴くや草葉のきりぎりす 草葉も我も今宵かぎりに」
「天蓋の緑の糸に結ぼれは 解けよやもどけ神の心を」
という歌に合わせて舞います。
誉田命(ほむだのみこと)が筑紫に誕生した時、天に物あり、虚空にひるがえりて降りてきました。神功皇后は外に出でてこれをご覧になられます。しばらくして白播四流、赤播四流が降りてきます。皇子(応神天皇)が誕生されたので神の御心を慰めまつり解きほぐす、神の心をやわらげる意味の神楽です。しかしこの神楽は、衣・食・住の神に感謝の意を表す舞のうち、衣の神に感謝する意味で舞われる舞と考えられます。ちなみに食は、俵舞、住は、茣蓙舞となるわけです。
鈴神楽 塩祓 真榊 帯舞 神迎 八幡 神祇太鼓 かっ鼓 切目 道がえし 四神 四剣 鹿島 天蓋 塵輪 八十神 天神 黒塚 鍾馗 日本武尊 岩戸 恵比須 大蛇 五穀種元 頼政 八衢 熊襲 五神