かっ鼓(かっこ)
登場人物=神禰宜(かんねぎ)
この舞は、「切目」と一連の舞。切目の王子に仕える神禰宜(かんねぎ)が、高天原から熊野大社に降りた羯鼓と呼ばれる宝物の太鼓を当社の祭礼神楽の為に適当な所へ据えようとする。なかなか神様の気に入る所に据えることができずに何度も据え替える様子をリズミカルな太鼓の調子にのり、滑稽なしぐさで舞うのが特徴の神楽。「切目」の前に舞われる。
鞨鼓とは、宮中の雅楽に使われる太鼓で、小鼓(こつづみ)を横にしたような楽器。台の上に据えて両面を細長い撥(ばち)で打って演奏する。鼓(つづみ)の部分は、硬い木のなかをくり抜いた胴の両側を皮製の鼓面ではさみ、 「調緒(しらべお)」と呼ぶ紐(ひも)で締めてある。曲の流れや緩急をリードする、いわば指揮者の役割をする。台の上に据え両手の撥で両面を打つようになっている楽器。
鈴神楽 塩祓 真榊 帯舞 神迎 八幡 神祇太鼓 かっ鼓 切目 道がえし 四神 四剣 鹿島 天蓋 塵輪 八十神 天神 黒塚 鍾馗 日本武尊 岩戸 恵比須 大蛇 五穀種元 頼政 八衢 熊襲 五神