能 舞
天 海(てんかい)
■ 登場人物
夫、妻、大綿津美耶豊玉毘古命(おおわたつみやとよたまひこのみこと)、塩椎御璽(しおつちのおじ)、八十禍津日神(やそまがつひのかみ)、なゐの神(地震鬼)、膨張湍神(ぼうちょうたんのかみ/津波鬼)
■ 神楽歌
綿津美の中に生漂うる藻も草も
神立つ国は今の我が国
神立つ国は今の我が国
■ あらすじ
地震津波に於いて、多くの人民(おおみたから)が命を落とし、命拾いし者たちも、衣食住さえままならない事態に、豊玉彦命(とよたまひこのみこと)・塩椎老翁(しおつちのおじ)の二神は悩みます。速秋津日子命の神徳を頂き、高天ヶ原の宮殿に鎮座する「天の瓊矛(あめのぬほこ)」と「天の瓊注連縄(あめのたましめなわ)」を授かり、自然の狂悪が魔神化した大海大魔神大悪鬼(たいかいだいまじんだいあっき)主従と戦います。激闘の末、粗方の悪魔は征伐しますが、首長は、雲井の彼方「日高見の国」にと、後の憂いと褐根を残し立ち去ります。鎮護に難し天災ゆえ、予備知識を修郁して譲り勝つ事を誓います。
鈴神楽 塩祓 真榊 帯舞 神迎 八幡 神祇太鼓 かっ鼓 切目 道がえし 四神 四剣 鹿島 天蓋 塵輪 八十神 天神 黒塚 鍾馗 日本武尊 岩戸 恵比須 大蛇 五穀種元 頼政 八衢 熊襲 五神