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道がえし
道がえし
登場人物=武甕槌(たけみかづち)の命・大悪鬼
鬼反(きがえ)しとも言う。常陸(ひたち)の国、鹿島神宮(茨城県鹿島町)の祭神である武甕槌(たけみかづち)の命(みこと)が世界各地を荒し廻った大悪鬼を退治する神楽。神と鬼が幕を挟んでの言葉の戦いで掛け合い、そして立ち会いとなるが、鬼は破れて降参してしまう。幕内の鬼(舞台の外の場合もある)と神との幕を挟んでの掛け合いが特徴。また、石見神楽では珍しく鬼が降参し、許されると言う形で終わる。鬼を殺さずに道の途中から反すので道反しという。
「峰は八つ谷は九つ音にきく、鬼の住むちょうあららぎの里」

鹿島神宮の祭神、武甕槌の命は、世界中を荒し廻った魔王が、日本に飛来し人々に危害を加えていると聞き退治に向かう。大悪鬼が現われ相手を言い伏せようとして掛け合うが、遂には立ち会いとなり激しく戦うが鬼は敗れる。「秘術を尽くして戦ったが神の剣からは逃れられない、命だけは助けてください。」と降参する。武甕槌の命は、「命を助けてやるから、今後は人間を食うのをやめて、九州高千穂の峰に有る千五百穂の稲穂(米)を食え。」と許し、悪鬼は喜んで高千穂に向かう。

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